DX推進に向けた環境整備

弊社は、過去から攻めのIT投資に重点的に予算配分してきており、DX戦略を推進するためのITシステム・デジタル技術活用環境の整備として、以下の取り組みを行っております。

全社顧客情報管理(CRM)システムの構築

全社顧客情報管理(CRM)システムは、2011年に全社導入し、機能や他システムとの連携を強化しながら現在に至っております。今後も変化に対応すべく随時強化を続けてまいります。

お客様毎にパーソナライズされたデジタルコミュニケーション基盤の構築

パーソナライズされたデジタルコミュニケーション基盤「カスタマーポータル」は、2015年に導入し、機能や他システムとの連携を強化しながら現在に至っております。今後も変化に対応すべく随時強化を続けてまいります。

デジタル時代に即したサブスクリプションビジネス運用プラットフォームの構築

契約、請求の管理を自動化するサブスクリプションビジネス運用プラットフォームは、2021年に導入し、機能や他システムとの連携を強化しながら現在に至っております。今後も変化に対応すべく随時強化を続けてまいります。

全社共通IT基盤整備

デジタル技術・データ活用におけるデータの蓄積・更新・管理の方針として、蓄積・更新されたデータは常にひとつの状態で管理され、アクセス権の付与や共有などで複数の場所や人から利用されるようにする「シングルエンティティー」という考え方を掲げております。さらには、あらゆる活動の中で発生した様々な情報を入力作業を意識することなくデジタル化し活用できる環境の実現こそが、弊社の目指すべきDXと考えております。
また、情報共有の面において、その場面に適した手段で行うという点では浸透し、効果が現れておりますが、「その場では便利でも、後から情報が見つけづらい」という課題が見えてきており、今後は、必要なときに情報を容易に見つけて活用できる環境の整備を進めてまいります。
この方針は社内ITのみならず、お客様に提供するITも同様の考え方で一貫性を持って取り組んでおります。

  • 「生産性の高い働き方」を目指したIT環境整備
  • いつでもどこでも、生産性の高い働き方を実現するために、2010年よりワークスタイル改革に取り組み、モバイルワーク、物理(紙)のデジタル化とクラウド上への保存、非対面での共同作業/ワークフロー処理/コミュニケーション/カンファレンス、契約行為の電子化などの実現に向けたIT環境整備を行ってまいりました。
    今後も、常に一歩先の新しい技術を取り入れるとともに、あらゆるコト・モノのデジタル化を進め、当社の実活動(ビジネス活動/生産活動/社内業務)とシステムのデジタルツインを実現し、生産性の高い働き方を目指してまいります。

  • 次世代ネットワークの構築
  • 働く場所に関係なく、通信が保護されているような状態、デバイスも正しく利用され、セキュリティが保たれる状態を目指してまいります。
  • 変化に柔軟に対応できるIT基盤
  • 外部・内部環境の変化に柔軟に対応し、管理者と利用者双方にとって、より良いシステムとしていくために、サイロ化されたデータ、モノリシックなシステムからの脱却を図り、共通API基盤・統合マスタ基盤などのIT基盤の整備を進めてまいります。

AIやロボットの活用分野と活用方法の確立

AIなどのテクノロジーにより、人以外の自律的なアクターが増えることが想定される中で、当社が利用するシステムは、AIが「相棒」となる前提でのデータの保持方法、セキュリティ、ガバナンスなどの確立を進めてまいります。これと並行して、社内ITシステムにAIを組み込むことによる高度化・高機能化についても、抜本的な業務プロセスの見直しと含めて進めてまいります。また、事務的な業務だけではなく、生産活動(開発業務や提案業務など)においても、AIを活用し生産性を高めてまいります。