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アート・ドキュメンテーション学会
第11回研究集会 出展

2018.10.13

概要
名称 2018年度アート・ドキュメンテーション学会
第11回秋季研究集会
開催日時 2018年10月13日(土)9:55~18:00
会場 お茶の水女子大学(東京)
主催 アート・ドキュメンテーション学会
詳細URL http://www.jads.org/news/2018/20181013.html

 6月に行われた年次大会に引き続き、10月のアート・ドキュメンテーション学会(JADS)の秋季大会にも出展させていただきました。

 秋季大会は研究発表に加え、お茶の水女子大学歴史資料館(当時は企画展示「女高師縁の教員と蔵書でみる数学教育――江戸から現代まで」開催中)、および、お茶の水女子大学附属図書館の見学会なども行われ、ベンダーとしても大変興味深い内容でありました。
 また、ご登壇された美術館・博物館様には弊社の図書館情報システム「ネオシリウス」をご導入いただいているユーザーも複数おられ、発表の中でOPACなどの画面を使っていただきました。大変嬉しく感じるとともに、身の引き締まるような思いがいたしました。

 所感として、「コンテンツの電子化」 「オープンアクセス」「関係機関との連携強化」などというキーワードが美術を扱う図書館のみならず、学校・公共図書館、ひいては教育分野で必須になってきていているようです。もともと自館の持つコンテンツの活用率向上というのは図書館・資料室さんの命題とも言えますが、自分のところだけで完結するのではなく、国際的な可視性をも高める取り組みを実践されている事例を多く伺いました。しばしば貸出数や利用者数などという数字に縛られる私たちですが、そういった取り組みについても論文の被引用率のように上手くカウントできないものかと考えてしまいます。

 質疑にも上がっていましたが、複数のデータベースを横断的に検索して検索結果をまとめて表示する統合検索システムやディスカバリー、弁当型”検索など、見せ方や入り口が整備される一方で、結局のところアートドキュメンテーション情報はキーワード検索に依るしかない部分があるとのこと。専任職員さんが限られている現状では限界があるように感じられるので、その辺りもITの力でお手伝いできるようにならないかな、と思う次第でありました。
 ネオシリウス・ユーザーにも多くの美術館・博物館様、専門学術機関様がおられますので、非常に勉強になりました。こうした動向に合わせ、皆様にとってよりよい機能・サービス提供を一緒に考えていければと思っています。次回もぜひ参加させていただきたく思います。

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