桃山学院大学 様

学内でのセキュリティ対策にICカードを展開。
~パソコンセキュリティから学生サービスまで~

桃山学院大学様は、学内システム更新の一環として、パソコンのセキュリティ対策を検討。
ICカードを用いた、セキュリティ対策を採用することで、新規の学生サービスなど、セキュリティの向上やさまざまなサービス展開を実現しつつあります。

プロフィール

所在地 大阪府和泉市まなび野1-1
創業(開学) 1959年1月1日
学部・学科 文学部 英語英米文学科、国際文化学科
社会学部 社会学科、社会福祉学科
法学部 法律学科
経済学部 経済学科
経営学部 経営学科
大学院 文学研究科、社会学研究科、経済学研究科、経営学研究科
学生数 学部学生数 7,179人
大学院生数 92人(2006年5月1日現在)
ホームページ http://www.andrew.ac.jp/(新しいウインドウで開きます。)

導入経緯

学内システムの更新 ~ICカードセキュリティの導入へ

桃山学院大学様は、開学以来「キリスト教精神に基づく人格の陶冶」と「世界の市民として活躍しうる国際人の養成」を建学の精神とし、 つねに行動力のある「世界の市民」の養成につとめていらっしゃいます。

情報センターでは、情報化社会の現代にふさわしい学内の新情報ネットワークシステム「SAINT IV」を構築しています。300台の貸出用ノートパソコンは学内随所でインターネットにアクセスでき、マルチメディア関連のハード・ソフトも完備しています。キャンパス情報はWEB上でも提供されており、履修登録も行えます。

学内のパソコンを利用する学生

また、学生全員にユーザIDとメールアドレスを付与し、各自専用の保存領域も用意されています。

その学内システムの更新に伴うシステムや運用の見直しの一環として、パソコンへのセキュリティ対策を検討されました。

「パソコン使用の認証セキュリティを検討するにあたり、生体認証やUSBキー等様々な認証手段を比較しました。その中で現在使用している磁気カードをICカードに切替え、そのICカードを用いてのパソコンセキュリティが、機能・運用面で適していると判断しました。そうして各業者に提案を求めたところ、当学の仕様要件を満たし、かつ低コストの提案を行ったNJCさんを採用しました」と担当である情報センター事務室 課長の山中氏はお話しくださいました。

主な活用方法

既存資産の継承とセキュリティ、学生サービスへの発展

桃山学院大学様の主なICカード運用は次の3点です。

1.パソコンの認証セキュリティ(ログオン認証、画面ロック)

パソコンを起動する際に、ICカードによってログオン認証を行います。また、パソコンが動いている時にICカードをリーダから外すと画面がロックされ、操作を受け付けなくなります。これによって、ICカードを持たない不正な利用者からパソコンを守ります。

ICカードログオン画面

ICカードの管理は、システムでの一括管理をしています。ICカード紛失時の利用停止の設定や、ICカードを使用したログも収集できます。

またカスタマイズにより、管理者権限でパソコンを使用する場合は、ICカード+指紋の2つの認証を行うようにもしています。

貸出用ノートパソコンでも、学内で利用する際にICカードによる認証を行うとともに、学外で利用する際にもICカードによる認証を単体で行っており、紛失や盗難にあっても情報の流出を防いでいます。

2.磁気カード時のシステム資産の流用

図書館では、以前より磁気カードによる自動ゲートを設置していました。今回、ICカードにも磁気部分を持たせることにより、既存のゲートや運用をそのまま流用できるようにしました。

3.学生サービスでの活用

セキュリティでの使用だけでなく、学生サービスとして、証明書自動発行機にもICカードを利用しています。また、課金プリンタ運用でICカードの利用を予定しており、これまでのパスワード間違いで生じていた行列が解消されることが期待されます。

セキュリティシステム構成イメージ

セキュリティシステム構成イメージ

導入後の課題

3ヶ月の試行期間と、カード忘れ時の備え

2006年4月、ICカードセキュリティの運用が開始されました。運用にあたっては、混乱を避けICカードに慣れてもらうように、2006年4月~6月の3ヶ月は、ICカードなしでもパソコンにログオンできるよう、並行運用をされています。

在学生と教職員は、従来の磁気カードと交換し、新入生には新規の学生証として、ICカードを配布されました。

「まだ運用に慣れていないせいか、ICカードをパソコンのリーダに置き忘れることが多くありますね」と山中氏は現状の課題に触れました。

ICカードの持ち忘れ・紛失に際しては「利用者カード」を貸し出して、各自に設定をしてもらい対応しています。初期設定については、「わかりやすい手順書もあり、当初考えていたよりもスムーズに運用できています」と山中氏は語られました。

今後の展開

ICカード連携による学生サービスの充実、職員のセキュリティ強化

このように、学内でのICカード運用を始められた桃山学院大学様ですが、今後のICカード展開について山中氏にお伺いしました。

「ICカードの特長は、1枚のカードでセキュリティ対策や学生サービスをまかなえる利便性です。私共情報センターとしては、教職員へのセキュリティを推し進めていきたいと考えています。

また、大学全体としては更なる学生サービスの充実を図っていくことになるのではないでしょうか。ICカードを使った出席管理などは興味深いですね。第一弾として、エクステンション・センター主催の司書講習にて出欠の管理を行っています。」

「ICカードによるセキュリティ対策や学生サービスの運用はまだ始めたばかりなので、他の事例も積極的に参考にして、一層の展開を図っていきたいですね」と山中氏はまとめてくださいました。

桃山学院大学様の今後のICカード展開が注目されます。

ICカードソリューションの図

ICカードソリューションの図