ITトータルソリューション&サービス NJC 日本事務器株式会社

理研食品株式会社 様

中国工場における在庫適正化と
トレーサビリティ向上を早期実現!

 

理研ビタミングループ様の一員として、「わかめ」や「めかぶ」などの海藻類を原材料とした加工食品・食用油脂・調味料の開発、製造を手がける理研食品株式会社様(以下、理研食品様)。 現在、宮城県と岩手県に国内3か所、中国2か所に製造工場を展開し、「ふえるわかめちゃん」や「わかめスープ」といった家庭用商品のほか、さまざまな業務用商品を製造しています。

近年は、生産したカットわかめを日本国内に販売するだけでなく、中国本土におけるわかめ事業の展開も積極的に推進しており、中国・大連で操業している「わかめ加工工場」においては、年間2,000トンもの加工乾燥カットわかめを生産しています。

今回、同社では、この大連のわかめ加工工場における生産管理システムとして「CORE Plus NEO 食品 生産管理(以下、CORE Plus NEO 食品)」を導入。システム本体は国内の本社工場で運用し、現地の生産情報はリモートアクセスで入力をすることで、在庫の適正化とトレーサビリティの確保を実現しました。導入の経緯と効果について詳しく話を伺いました。

写真:理研食品(大連)有限公司様のわかめ
工場(中国・大連)
提供:理研食品株式会社様

業務課題とシステム化検討

新たに生産管理システムを導入することになった経緯を教えてください。

新しい生産管理システムを導入する前は、表計算ソフトなども併用しながらオフコンによる在庫管理システムとトレーサビリティシステムを運用していました。古いシステムでしたので機能は高くありませんでしたが、正直なところ慣れもあり大きな不満はありませんでした。

しかし、本社工場が東日本大震災による津波の被害に見舞われた際、旧システムは水没し、復旧まで多大な時間を要しました。その後、国内の工場に関しては親会社である理研ビタミン株式会社の生産管理システムを共同で利用することが決まりました。

一方、当社の100%子会社である中国工場の生産管理は、共同で利用するシステムの対象外だったので、独自に生産管理システムを導入することになりました。旧システムを使い続けることも考えましたが、在庫の適正化やトレーサビリティの向上を実現するためには、システムを刷新する良い機会だと捉えました。

「以前は、表計算ソフトなども併用しながらオフコンによる在庫管理システムを利用していました」
(渡辺氏)

生産管理システムを選定した際の要件を教えてください。

当時、明確に本社工場復旧の目処は立っていませんでしたが、中国における操業は問題なく継続されていましたので、できるだけ早急に、かつ手間とコストをかけず新しいシステムを導入したいと考えました。

選定要件の詳細は、次のとおりです。

 

(1) 食品業界で必須となる機能が組み込まれていること
早急に、かつ手間とコストをかけずシステムを導入するためには、食品業界向けのパッケージソフトを活用し、できるだけカスタマイズをせずに導入することが近道だと考えました。

そのため、賞味期限の管理やトレーサビリティの機能など、食品業界向けのパッケージソフトとして基本的な機能が組み込まれているかどうかが第一の要件となりました。

 

(2) 副産物の管理機能などを容易に追加できること
当社の場合、「わかめ」を選別する際に発生する副産物も適正に管理する必要があります。このように、どうしても必要な機能だけを容易にカスタマイズできるかどうかを確認しました。

 

(3) 中国語をサポートできること
現地のオペレータがスムーズに操作できるよう、中国語をサポートできるかどうかも重要なポイントとなりました。

システム選定の経緯

「CORE Plus NEO 食品」を選択した理由を教えてください。

「CORE Plus NEO 食品」は、当社が求める要件をもっとも多く満たしたシステムでした。さらに、「段階的な導入が可能なこと」、「導入実績が豊富なこと」、「日本事務器のサポート体制」という点も選定の重要ポイントとなりました。

ではまず、「段階的な導入が可能なこと」から詳しく教えてください。

在庫管理システムと生産管理システムを一気に導入できれば理想的なのですが、新しいシステムの導入に割くことができる人的リソースとコストは限られており、2つの新システムの導入作業を並行して進めるのは難しい状況でした。

 

「CORE Plus NEO 食品」はパッケージソフトとしてモジュール化されているため、まずは在庫管理システムを導入。次のステップで、生産計画管理や原価管理といったシステムを段階的に導入することができるということが評価ポイントになりました。

次に「導入実績が豊富なこと」について詳しく教えてください。

「CORE Plus NEO 食品」は、前身である「CORE Plus qbic Food」のときからセミナーなどを聞きに行ったりするなど、注目していた製品の1つでした。

 

食品製造業界に特化した統合パッケージソフトウェア製品として導入実績が豊富で、さまざまな企業によって培われてきたノウハウや経験が反映されており、機能も洗練されていることから使い勝手や信頼性も高いと判断しました。

では、3番目「日本事務器のサポート体制」について詳しく教えてください。

当社では限られた人数で新規システムの企画・構築・導入をはじめ、既存システムの運用、システム利用者までを担当していますので、ベンダーのサポートに頼る部分は少なくありません。

 

「CORE Plus NEO 食品」は日本事務器の自社開発製品であり、販売から開発・保守まで一貫してサポートして頂けるので、安心してシステムの導入・運用することができると考えました。

システムの導入効果

新たに生産管理システムを導入した効果を教えてください。

賞味期限の厳格な管理やロット管理のロスを最小限に抑えることにより、在庫の適正化を図ることができました。さらに実績管理業務も効率化され、締め日が1日短縮されました。

 

また、トレーサビリティに関しても、迅速かつ直感的に必要な情報を取り出せるようになりました。当社のように自然の素材を生かした加工食品の場合、問い合わせやクレームが入ることも少なくないので、お客様への対応力強化にもつながったと考えています。

新システムへの切り替えに対する中国の工場側の反応はいかがでしょうか。

システムに実際の業務を合わせなければならないので、当初は多少窮屈に感じたり、作業工数が増えたりした部分もあったかもしれません。しかし、これまで現場レベルの判断や運用で改変されていたり、抜け落ちていたりした業務が改善され、あるべき業務の流れを確立できました。

また、実際のオペレーションに関して当初は不慣れな部分もありましたが、今では新しいシステムに慣れて作業負荷自体は軽減しています。

中国・大連の工場で、生産管理情報を入力する様子(提供:理研食品株式会社様)

システムの運用に関してはいかがですか。

導入後、大きなトラブルもなく順調に稼働しています。運用に関して手間がかかることはなく、手離れが良く助かっています。

今後の展開と日本事務器への期待

システムの拡張予定などがあれば教えてください。

在庫管理システムの稼働が軌道に乗ってきたので、現在、生産計画や原価管理システムの導入を計画中です。

これらのシステムの導入が完了すれば、統合的なトレーサビリティの管理を実現でき、中国でも国内工場と同じレベルの生産管理を実現できるようになると期待しています。

最後に日本事務器への評価をお聞かせください。

今回はさまざまな制約ある中、迅速かつ丁寧に対応してもらいとても助かりました。

 

在庫管理システムに運用だけでなく、これから導入する生産管理システムの導入に日本事務器の力は欠かせませんので、引き続き高度なサポートを期待しています。

 

社名 理研食品株式会社
所在地 宮城県多賀城市宮内2-5-60
従業員数 270名(2012年4月)
事業内容 わかめおよびその他の海藻加工食品・食用油脂・調味料の開発、製造
URL http://www.rikenfood.co.jp/

 

※本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は、閲覧時に変更されている可能性があることをご了承ください。

 


理研食品株式会社様 事例(2,354KB)

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