ITトータルソリューション&サービス NJC 日本事務器株式会社

株式会社ムラコシ精工 様

 

木工用ジョイントシステム、スライドヒンジ、扉機能金具、ドアレバー、 アルミフレーム扉など。株式会社ムラコシ精工 住インテリア事業部様(以下、ムラコシ精工様)では、数万点にもおよぶオリジナル製品を開発・提供することで、生活の基盤となる住宅産業関連事業を展開。内蔵の地震感知センサーが揺れを感知して家具などの扉開放を防ぐ「耐震ラッチ」などが、マスメディアで取り上げられる機会も多く、製品のみならず住設用金具メーカーとしての注目度も急速に高まっています。

2012年ムラコシ精工様では、計3か所の生産・物流拠点において発生する年間15万件におよぶ検品作業の軽減と効率化を促進すると同時に、トレーサビリティやロット管理を強化するため入出荷検品システムを刷新。

「CORE Plus NEO 入出荷検品(以下、CORE Plus NEO)」を採用することで、コストを抑えながら短期間でシステムを切り替えることに成功しました。システム更改の経緯と効果について、詳しく話を伺いました。

 

ムラコシ精工様の倉庫および工場の様子

業務課題とシステム化検討

入出荷検品システムを刷新した背景について教えてください。

これまで当社では、パッケージを大幅にカスタマイズしたシステムを利用して、協力工場および社内で生産した製品の入出荷に関する検品作業を行ってきました。誤入荷や誤出荷を防止し、物流の品質を維持するために欠かせないシステムです。

しかし、同システムを導入して約10年が経過し、「システムの老朽化」、「サポートに関する懸念」、「統合的なデータ管理が困難」といった課題が顕著化してきました。

具体的にはバーコードリーダの保守サポート切れが2012年12月に迫っていたので、それに合わせて各課題を解決し、検品作業の軽減と効率化、さらなる精度の向上、そしてトレーサビリティやロット管理を強化するため入出荷検品システムを刷新することにしました。

新たに導入するシステムを選定した際の要件を教えてください。

導入製品の機能や仕様はもちろんですが、導入・運用をサポートしてもらうベンダー、トータルコストという観点において、それぞれ要件を設けて導入するシステムを選定しました。

特に、ソフトウェアに関しては、短期間に低コストで新システムの利用を開始できるようパッケージソフトを前提に選定を進めました。

ではまず、「導入製品の機能や仕様」について要件ポイントを教えてください。

「導入製品の機能や仕様」についての主な要件は次6つです。

  • 旧システムが提供してきた機能を含め、入出荷検品に関する基本的な機能をサポートしていること。
  • 基本的にカスタマイズが不要で、一方、必要な部分に関してはカスタマイズが可能かつ容易なこと。
  • 3か所の物流・生産で一元的に利用できること(拠点間はVPNで接続)。また今後、拠点が増えた場合でも容易に展開できること。
  • 利用するバーコードリーダの機種をフレキシブルに選択できること。
  • システムの運用管理が柔軟かつ容易なこと。
  • 既存の基幹システムとデータ連携が可能なこと。

「導入製品の機能や仕様をはじめ、サポートベンダー、コストを比較して導入するシステムを選定しました」
(住インテリア事業部 山梨事業所 執行役員 量産品管理部兼購買部等統括
部長 勝山 邦彦氏)

「サポートベンダー」について要件ポイントを教えてください。

当社には入出荷検品システムを専任で管理する担当者を設けることができません。そのため、導入時はもちろん運用開始後の障害発生時などでも、迅速かつ一貫したサポートを受けられるかという点も、重要な選定要件ポイントとなりました。

「トータルコスト」について、要件ポイントを教えてください。

導入製品の要件と重なる部分もありますが、カスタマイズをせずに利用できる製品を選択することで、導入コストを抑えたいと考えました。またシステムの運用に関しても手間とコストがかからないようにすることで、必要となるトータルコストを抑えようと考えました。

システム選定の経緯

日本事務器からの提案を採用した理由を教えてください。

まずはソフトウェアに関して、「CORE Plus NEO」はカスタマイズをほとんどしなくても当社が求めていた要件や機能を網羅していました。

デモを見せてもらったときも、基本機能の半分以下の機能で求める要件をカバーできるのではないかと感じるほどでした。これならば、目先の機能要件だけでなく、将来的に適用する業務の範囲を拡大できると考えました。

カスタマイズに関しても、日本事務器の自社製品なので、柔軟かつコストも抑えながら実現できると期待しました。利用できるバーコードリーダに関しても、対応している機種やメーカーが豊富なので、コストや機能によって機種を柔軟に選定できるという点も、当社の要望に合っていました。

一方、サポート体制に関して、日本事務器は入出荷検品システムや関連システムの導入実績が豊富で、自社製品に関するサポートなので安心して任せることができると判断しました。また、提案時のレスポンスも迅速で提案内容もわかりやすかったこと、わからないことがあれば気軽に相談できることなども踏まえ、日本事務器からの提案を採用することにしました。

「日本事務器は入出荷検品システムや関連システムの導入実績が豊富。自社製品に関するサポートなので安心して導入やサポートを任せることができると判断しました」
(住インテリア事業部 山梨事業所 製造部 物流課 課長 村上 元浩氏)

システムの導入効果

システムを刷新したことによる効果があれば教えてください。

主な導入効果として、「データ管理・分析の一元化」、「検品作業の効率化」、「システムの標準化」という3つのポイントがあります。

(1) データ管理・分析の一元化による効果
これまでは拠点ごとのデータを集約しなければならなかったのですが、3拠点のデータを一元管理できるようなったことで、容易かつ効率的にデータを管理・分析できるようになりました。

また、当社要望に応じて適切な分析画面を作成・提供してもらい、デフォルトの照会画面では手間のかかる分析も、簡単にできるようにしてもらいました。

(2) 検品作業の効率化
これまではハンディターミナルにデータを蓄積してバッチ処理をしていましたが、新システムではデータがリアルタイムでシステム側に反映されるので、検品データの転送漏れや二重登録などのヒューマンエラーを防ぐことができるようになりました。

また、基幹システムからデータを出力するだけで、即時、ハンディターミナルで作業を開始できるようになるなど、作業効率の向上とミスを防ぐ環境が実現されたことも大きな導入効果です。

さらにハンディターミナルにデータが残らないので、セキュリティ面での信頼性も向上しています。

「これまで入出荷検品システムを利用していなかった部門や業務にもシステムを展開しやすくなりました」
(住インテリア事業部 山梨事業所 製造部 生産管理課 主任 山本 憲之氏)

(3) システムの標準化による効果
システムが標準化されたので、これまで入出荷検品システムを利用していなかった部門や業務にもシステムを展開しやすくなりました。実際、導入後すぐに旧システムでは利用していなかった業務に新入出荷検品システムを展開しました。

利用範囲が広がる一方、保守やバージョンアップなどは迅速かつ容易に対応できるようになったので、運用の負荷は大幅に軽減されています。

システムの導入時に苦労したことがあれば教えてください。

旧システムは大幅にカスタマイズしたものでしたので、業務をパッケージソフトに合わせる作業、そしてそれを現場に対応してもらう作業は、正直、簡単ではありませんでした。たとえば、ハンディターミナルはカラー液晶を搭載しWebライクな画面になったので、一般的に見れば使い勝手は向上しているはずなのですが、10年間の慣れや業務ごとに独自のオペレーションがあったりしたので、それを変えるということに対する反発がなかったわけではありません。

そのような現場の反応には、どのように対応したのでしょうか。

あらかじめ現場の担当者からの要望を聞いたり、システムやオペレーションを変更する理由を説明したりするなど、現場や関連する部署をすべて巻き込みながらプロジェクトを進めることで、現場にも理解をしてもらうようにしました。

今後の展開と日本事務器への期待

システムの拡張予定などがあれば教えてください。

パッケージソフトとして持っている機能をさらに活用していくことはもちろんですが、周辺システムとの連動を強化し、ハンディターミナルで在庫や製品の移動、保管場所の管理などもできるようにしていきたいと考えています。

合わせて検品作業の簡素化もさらに進め、だれでも簡単に検品作業ができるようにしたいと思っています。

写真右:首都圏支社 山田 裕昭

日本事務器への評価をお聞かせください。

営業担当者のフットワークの良さとSEの豊富な知識と提案力には何度も助けられました。ベンダーとして当たり前のことでもあるのですが、それができないベンダーも実際にはあります。

システムの構築もプロジェクト開始から、実質1.5か月で本稼働することができました。ほかの提案では、6か月かかると言われたケースもありますので、日本事務器からの提案を採用して本当に良かったと思っています。

今後、日本事務器へ期待することは何でしょうか。

入出荷検品システムに障害が発生すると製品を出荷できなくなってしまい、お客様へ直接ご迷惑をかけてしまうだけでなく、信用や保証にも関わる重要な問題となりかねません。当社にとって、まさに生命線という存在であり、当社の社長が外部からの工場見学者に対して最後に必ず紹介する重要なシステムです。

専任の要員を設けていない当社にとって、日本事務器によるサポートはとても重要な役割を担っています。今後も引き続き、高いレベルのサポートを期待しています。

 

社名 株式会社ムラコシ精工
所在地 東京都小金井市緑町5-6-35
従業員数 450名(2011年4月1日現在)
事業内容
  • 住インテリア事業部
    木工用ジョイント、家具、住設機器用機能部品の開発・製造・販売
  • ファインコンポーネンツ事業部
    自動車用の重要機能部品の開発・製造販売
URL http://www.murakoshiseikou.com/

※本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は、閲覧時に変更されている可能性があることをご了承ください。


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