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医療法人唐虹会 虹と海のホスピタル 様

医療法人唐虹会 虹と海のホスピタル様(以下、虹と海のホスピタル様)では、精神科病院向けに開発されたWeb型の電子カルテ・オーダリングシステム(以下、電子カルテ)を導入。情報共有環境を
整備することでチーム医療体制の拡充を実現。
導入の経緯と効果について詳しく伺いました。

医療法人唐虹会 虹と海のホスピタル 様

お客様プロフィール

2012年2月1日、移転とともにリニューアル。佐賀県唐津市において、”癒しとやすらぎ”をテーマに心のケアの専門病院として活動する医療法人唐虹会 虹と海のホスピタル様(旧、進藤病院様)。病床数は265床。認知症の早期診断を目的としたMRIや脳機能評価システムなどを導入し、総合心療科(心療内科・精神科)、内科、歯科にとどまらず、こどもの心外来、ストレス外来、すいみん外来、もの忘れ外来といった専門外来にも力を入れている。

施設

「チーム医療を実現する環境づくり」をワークコンセプトに、医療に専念できる環境づくりとしてワークライフバランス(仕事と生活の調和)を推進するとともに、コンサート、音楽療法やアロマテラピーなど最新の治療環境の整備をはじめ、屋上緑化、地熱の利用、排出ごみの削減など、地球環境や地域社会との共生にも積極的に取り組んでいる(写真提供:医療法人唐虹会 虹と海のホスピタル様)。

院内の情報共有環境を整備し、医療体制のさらなる強化を図るため電子カルテを導入

電子カルテを導入した背景を教えてください。

医療機関のIT化が進む中、電子カルテの導入は避けて通ることはできません。当院においても、10年来、常に電子カルテを視野に入れながら導入のタイミングを見計らってきましたが、今回、「進藤病院」から「虹と海のホスピタル」へと生まれ変わったのを契機に、院内の情報共有環境を整備し、医療体制のさらなる強化を図るため電子カルテを導入することにしました。

電子カルテの導入にあたり、既存の紙カルテはどうしたのでしょうか。

紙カルテのページ総数は40万ページほどになりますが、以前からスキャナを使いデジタル化を進めており、今では、イメージデータとして閲覧できるようになっています。原本は倉庫に保管しています。

スタッフ

「院内の情報共有環境を整備し、チーム医療体制のさらなる強化を図るため電子カルテを導入しました」(脇山氏)

精神科病院向けに開発された電子カルテを前提に、使い勝手を重視してシステムを選定

電子カルテを選定する際の要件を教えてください。

精神科病院の場合は一般的な急性期病院などと異なり、治療期間が長いため治療歴や薬歴など記載事項が多く、病歴以外の情報なども記載・確認する必要があります。そのため、急性期病院向けに開発された一般的な電子カルテでは対応が難しいので、精神科病院向けの電子カルテを前提に導入するシステムを絞り込みました。

 

細かな選定要件としては、機能やコストはもちろん、使い勝手が重要なポイントになりました。電子カルテやオーダリングシステムの使い勝手が悪ければ、どんなに機能が優れたシステムであっても業務効率が落ちてしまい、結果として品質の高い医療サービスを提供できなくなってしまうからです。

ロビーの様子

ロビーの様子(写真提供:医療法人 唐虹会 虹と海のホスピタル 様)

使い勝手はどのように比較検討したのでしょうか。

特定のドクターや看護師だけでなく、だれにとっても使いやすいシステムであるかどうかを見極めるため、部門毎に機能や使い方のデモを行ってもらった上で、最終的に絞り込んだ2つのシステムを各部署に検討してもらいました。

医療系システムの導入実績が豊富な日本事務器の経験やノウハウも評価

Liveを選択した理由を教えてください。

機能面においては精神保健福祉法に基づく診療行為に対応しており、通常の診療だけでなく、精神科デイケアなど精神科病院内の各部門向けの機能をオールインワンで備えているといった点が重要な評価ポイントとなりました。最終的には現場からの意見を重視した結果、Liveを選択しました。

 

Liveは操作性が良く、1つの画面の中の情報量が多いため、少ない操作(クリック)で簡単に使えると試用したドクターや看護師からとても好評でした。

ほかにLiveの評価ポイントがあれば教えてください。

実は、最終的に残ったもう一方のシステムの方がコストパフォーマンスが高く、導入実績も豊富でした。

脇山課長様

「最終的には現場からの意見を重視した結果、Liveを導入することになりました」
(脇山氏)

 

しかし、当院が1号機で導入実績がない分、「現場の声を反映しながら使いやすいシステムに成長させていきたいので、追加・変更したい機能などがあれば積極的に要望を上げてほしい」と言われたことも、今回Liveを選択したポイントになりました。通常、導入実績は評価ポイントになるかもしれませんが、今回は逆にシステムの仕様や機能に縛られず、自分たちが使いやすいシステムの要望を積極的に受け入れてもらえるチャンスだと捉えました。

 

また、Liveに導入実績がないとしても、ソリューションベンダーとして医療系システムの導入実績や経験、知識が豊富な日本事務器が販売したシステムであり、Liveというシステムを育てていくためとても熱心に提案をしてくれていたので、当院にとってメリットは多いと判断しました。

実際に運用を開始して、システムの稼働状況はいかがですか。

とても順調に稼働しており、目立ったトラブルなどはありません。テクニカルサポートに関しても、何かあればシステムに詳しいエンジニアが、リモートアクセスで直接サポートしてもらえるので安心しています。

異なる部署間で効率的に情報を活用し、治療の迅速化と精度の向上を実現

Liveの導入効果について教えてください。

外来診療、調剤室、ナースステーションなど、フロアや業務が異なる部署で同じ情報を共有できるようになり、情報確認の迅速化と精度の向上を図ることができました。その結果、業務全体の効率化が実現され、よりよいチーム医療を実現するための環境が整備されました。

 

また、精神科ならではの膨大なカルテ保管スペースが不要となったことや、「入院」-「外来」と患者様の治療ステージが変わる際にカルテを移動するといった作業も不要となりました。

スタッフ後ろ姿

「フロアや業務が異なる部署でも、同じ情報を効率的に参照できるようになりました」
(脇山氏)

情報確認の迅速化と精度の向上に関して、具体例などがあれば教えてください。

まず情報確認の迅速化という点について、紙カルテであれば治療歴や薬歴といった患者様のさまざまな情報を確認・提供する際、資料が分散して時間がかかっていましたが、電子カルテ導入により自分の受け持ち部署はもちろん、PCの端末があればどこからでも情報の確認ができるようになり、迅速化を図ることができました。

 

一方、情報確認の精度向上という点に関しては、申し送りのミスが防げるようになったことはもちろん、オーダー期限の設定など電子カルテに設定できるので、指示漏れなどのヒューマンエラーも確実に防げるようになりました。

実際に利用する現場の反応はいかがでしょうか。

とても使いやすいと好評です。病院から強要されるのではなく、自分たちでシステムを選び、細かな部分で要望まで出しているので不満を表明しにくいということもあるかもしれませんが、自分たちが納得してシステムを使いこなしていくというのは重要なことだと思っています。

今後の展開と日本事務器への期待

システムの拡張予定などがあれば教えてください。

電子カルテは頻繁に入れ替えたりするようなシステムではないので、大幅な改編などは予定していませんが、今後、訪問医療や遠隔医療などを実施する際の電子カルテの活用方法や、それに関連してタブレット端末での利用についても研究していきたいと考えています。また、システム側にはそのような院内外での新たな利用スタイルへの対応に期待しています。

最後に日本事務器への評価をお聞かせください。

日本事務器は、病院業務全般、そして精神科病院における業務にも明るく、安心してシステムの導入を進めることができました。

 

これまでと同様、迅速かつ丁寧なサポートを希望するとともに、今後も新しい提案やサービスの提供に期待しています。

医療法人唐虹会 虹と海のホスピタル様

所在地:佐賀県唐津市原842番地1
開設:昭和21年9月
診療科:心療内科、精神科、内科、歯科、こどもの心、ストレス、すいみん、もの忘れのご相談
病床数:265床
URL:http://www.nijitoumi.or.jp/

  • 取材日時 2012年10月
  • 記載の担当部署は、取材時の組織名です



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